最近、SNSやインターネット上でバイナリーオプションのレクチャーや勧誘行為を見かけます。中には、詐欺行為にあたるコンサルなどもあり注意が必要です。
これからバイナリーオプションを始めようとしている方の中には、
「レクチャーやコンサルって安全なの?」
「バイナリーオプションをやらないかって誘われたけど、これって詐欺?」
など、バイナリーオプションについて不安に思っている方もいるでしょう。
実際、私はバイナリーオプション詐欺グループに騙された経験があります。これらの詐欺行為には特徴があるので、事前に確認しておけば未然に被害を防ぐことができますよ。
そこで、バイナリーオプションを使った詐欺行為について具体的に解説していきます。実際の手口や詐欺師を見抜く特徴など、体験談をもとに紹介していきますね。
また、バイナリーオプションを使った詐欺師に騙されたと感じた時の対処法についても紹介します。安全にバイナリーオプションを取引したい方は、本記事を参考にしてください。
目次
5年前私はバイナリーオプション詐欺グループに騙された

「一緒に投資をやらない?」
5年前のある日、私は知人から投資の誘いを受けました。結論からいうと、誘いを受けたのはバイナリーオプション詐欺グループへの勧誘だったのです。
詳しい人がいるからとカフェに行ってみると、格好の良い人から資産運用の必要性やツールを使って取引しているなどの説明を受けました。
投資に関して知見がなかった私は、知人の誘いを断るのもどうかと思い高額なツールを購入しました。しかし、ツールを使っても簡単に稼ぐことはできなかったのです。
最近では、勧誘行為をSNSを通して行っている詐欺団体もあります。すべてのツールや団体が詐欺ではありませんが、私と同じ経験をしないよう十分に注意してくださいね。
バイナリーオプション詐欺に騙された実例

実際に、2020年の10月には高額な情報商材を売り付けた詐欺グループが岡山で逮捕されています。本来あるべきクーリング・オフなどの返金に応じなかったんですね。
上記の詐欺被害は400人以上にも及び、購入者が損害賠償を訴え逮捕に至りました。販売されていたツールは100万円以上するものもあり、価格に見合う価値はなかったのです。
最近では、SNSの発達により詐欺の手口が複雑になっていることもあります。バイナリーオプションの勧誘には十分注意してください。
バイナリーオプションの詐欺師を見抜く4つの特徴

いくら詐欺に注意と言われても、何に気をつければ良いか分からなくては困ってしまいますよね。見当違いなところに気を配っては本末転倒です。
そこで、バイナリーオプションの詐欺師を見抜く4つの特徴について紹介していきます。特徴としては、
- やたら稼いでいる自慢をするSNSアカウント
- SNSを使ってしつこく勧誘している
- 高額ツールを販売している
- 直接会うとブランド物を身にまとっている
などが挙げられます。それぞれ、詳しく解説していきますね。
やたら稼いでいる自慢をするSNSアカウント
バイナリーオプションに関することよりも、買い物や出かけた姿を多く発信しているアカウントを見たことはありませんか?
やたら稼いでいる自慢をしているSNSアカウントは、バイナリーオプション詐欺の可能性があるので注意が必要です。SNSの投稿内容に違和感を感じたら接触は控えましょう。
SNSを使ってしつこく勧誘している
SNSを使っていると知らないアカウントから、「一緒に稼ぎませんか?」といった内容のメッセージがいきなり届くことがあります。
メッセージの内容がバイナリーオプションなど投資に関することであれば、十分に注意してください。
SNSを使って勧誘してくる詐欺師の場合、不特定多数の相手にしつこく勧誘している場合があります。
高額ツールを販売している
勝率◯%!などのツールを販売している詐欺師にも注意しましょう。すべてのツールが詐欺行為という訳ではありませんが、値段に見合う価値がないケースも多いんですね。
初期費用は高いかもしれないけれど、最終的には回収できるといった誘い文句でツールを販売している詐欺師もいます。
ツールに従ってバイナリーオプションを取引したからといって、必ず勝てる訳ではありません。ツールを勧められるようなことがあれば十分に注意してください。
直接会うとブランド物を身にまとっている
あなたはメラビアンの法則を知っていますか?メラビアンの法則では、人は情報の55%を見た目など視覚情報から手に入れていると言われています。
稼いでいると言われてよりも、実際にブランド物を身にまとっていることで相手に強く印象付けることができます。
詐欺師の中には、自分を良く見せるためにブランド物を身に付けている人もいるので注意しましょう。
ツール販売と口座開設時に注意して騙されないようにしよう

結論から言うと、バイナリーオプション詐欺の手口は2種類です。高額なツールを販売しているか、口座開設を強く勧めてアフィリエイト収入を得ているんですね。
バイナリーオプションの取引所の中には、口座開設のきっかけを作った広告主に対して報酬を支払うアフィリエイト制度を取り入れているところもあります。
もちろん、アフィリエイト自体は詐欺ではありませんが仕組みを悪用している詐欺師もいます。
指定の取引所で口座開設を人に強制されたり、高額なツールを勧められた時には注意してくださいね。
バイナリーオプションを使った詐欺行為に遭わないための3つの対策

これまで、バイナリーオプションを使った詐欺師の特徴について紹介してきました。特徴を把握するだけでなく、詐欺行為に遭わないための具体的な対策もしていきましょう。
バイナリーオプションを使った詐欺行為に遭わないための対策としては、
- SNSの情報を鵜呑みにしない
- 正確な分析をしていないツールやシステムは購入しない
- 実績証明をしてくれない人は信用しない
など3つが挙げられます。
以下で紹介する対策を徹底すれば、安全に取引することができますよ。それでは、さっそく解説していきます。
SNSの情報を鵜呑みにしない
まず、バイナリーオプションの詐欺行為に遭わない対策としてSNSの情報は鵜呑みにしないようにしましょう。最近では、SNSを使った詐欺の手口は多いうえに複雑化しています。
詐欺師にとって、SNSは無料で不特定多数の相手に勧誘を行える便利なツールでもあります。根拠のないネットやSNSの情報には左右されないようにしましょう。
正確な分析をしていないツールやシステムは購入しない
過去数年の取引結果や正確な分析にもとづいていないツールやシステムは、決して購入しないようにしましょう。
データや実績のないツールやシステムを使うことは、あなたの資産を失うリスクを高めることになります。
また、バイナリーオプションの取引所によってはツールや自動売買システムの利用を禁止しているところもあります。購入しても使えなくては本末転倒なので気をつけてくださいね。
実績証明をしてくれない人は信用しない
もし、バイナリーオプションを教えてくれるというレクチャーやコンサルの人に会ったら実績を見せてもらいましょう。
投資の世界において、実績証明をしてくれない人は決して信用してはいけません。SNSで生徒の利益報告など紹介しているアカウントもありますが、自作自演の可能性もあります。
また、バイナリーオプションで稼ぐには独学で勝つという選択肢もあります。独学での勉強方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
内部リンク「ハイローオーストラリア 独学」
バイナリーオプションを使った詐欺師に騙されてしまったときにすぐ行うこと

もし、バイナリーオプションを使った詐欺師に騙されてしまったら
- 警察に連絡
- 消費者センターに行く
- 弁護士に相談する
など対処しましょう。
特に消費者センターでは、同様の相談を受けている場合もあるので適切に対応してくれる場合があります。
ツールを購入した場合には、クーリングオフなどを使って費用を取り戻せる場合もあるので迅速に対処しましょう。
まとめ
今回は、バイナリーオプションを使った詐欺行為の特徴や対策について解説しました。最近では、SNSを使った詐欺の手口もあり注意が必要です。
事前にバイナリーオプションを使った詐欺師の特徴を知ることで、安全に取引することができます。まずは、あなた自身や資産を守ることを第一に考えましょう。
本記事では、実体験をもとにバイナリーオプション詐欺の特徴や手口を具体的に紹介しています。バイナリーオプションを使った詐欺行為に遭わないために参考にしてください。