「バイナリーオプション、一緒にやらない?」
と誘われたことはありませんか?あなたの知人を疑う訳ではありませんが、バイナリーオプションを使ったネズミ講の場合もあるので、勧誘には注意が必要です。
バイナリーオプションを始めるきっかけや理由はさまざまですが、中にはネズミ講の勧誘がきっかけになる場合もあるんですね。
もちろん、バイナリーオプションを始められてよかったと思える場合もあるでしょう。ただ、始めて後悔するようなことがあれば、あなたの人間関係にも影響する場合があります。
そこで、バイナリーオプションを使ったネズミ講について解説していきます。また、ネズミ講の仕組みや騙されてしまった時の対処法についても紹介していきますね。
バイナリーオプションのネズミ講について知りたい方は、本記事を参考にしてください。
目次
よく聞くネズミ講って一体なに?

そもそも、あなたはネズミ講がどんなものか知っていますか?1つの犯罪であるとは分かっていても、ネズミ講とは何か説明できる方は多くないでしょう。
いきなりバイナリーオプションに関するネズミ講について知っていく前に、まずはネズミ講とはどういうものなのか理解しておきましょう。ネズミ講とは、
加入者がねずみ算式に会員を増やすことにより、加入金額以上の金銭を得る一種の金融組織。昭和53年(1978)制定の「無限連鎖講の防止に関する法律」(通称、ねずみ講防止法)で禁止された。無限連鎖講。
簡潔にまとめると、実体のないサービスを使って人を勧誘・収入を得ることを目的とした組織のことです。
現在では厳しくネズミ講を取り締まっているので、日本ではほとんど見られなくなりました。ネズミ講は明確な犯罪行為ですので、絶対に関わらないようにしましょう。
マルチ商法とネズミ講の違い
先ほど紹介したように、最近ではネズミ講の犯罪例はほとんど見られません。もし、あなたがネズミ講だと感じているものがあるなら、それはマルチ商法の可能性が高いでしょう。
マルチ商法は、ネズミ講と違い明確なサービスや物を販売しています。なので、特定商取引法に則っていれば合法なんですね。
一般的に、マルチ商法を使ってサービスを販売するには、人づての紹介が必要です。サービスの多くは、紹介料を渡しているのでネズミ講と勘違いされやすいんですね。
ただ、紹介料が高額な場合には購入するサービスや物も高額になります。知人との間でトラブルになる場合もあるので、マルチ商法に関わる場合は注意しましょうい。
バイナリーオプションが勧誘行為に使われやすい理由
結論から言うと、バイナリーオプションなどの投資はマルチ商法の対象になりやすいです。マルチ商法などの勧誘行為に使われやすい理由としては、
- システムやツールが高額でも不自然でない
- 投資の知識がない人に対して、必要性を伝えれば購買意欲につながる
- 運営方法によっては、大学生や20代をターゲットにできる
などが挙げられます。
最近では、特定の大学内でバイナリーオプションのマルチ商法が流行する事例がありました。
バイナリーオプションを使ったマルチ商法は犯罪ではありませんが、高額な商品を購入・販売することにもつながるので十分に注意してください。
バイナリーオプションのネズミ講のよくある勧誘方法

「バイナリーオプション、教えます。」などの文言を掲げてサービスを提供している団体の中には、中身や価値のないサービスを高額で売り付けているところもあります。
上記のような、バイナリーオプションのネズミ講と言っても良い団体に騙されたくはありませんよね。
そこで、バイナリーオプションを使ったよくある勧誘方法について紹介していきます。もしあなたが、以下のような方法で誘われたらネズミ講と疑って注意しましょう。
さっそく、それぞれ詳しく解説していきます。
SNSを使った勧誘
今では、スマホを使っている人のほとんどがなんらかのSNSを利用しています。不特定多数に向けて情報を発信できるSNSを使って、勧誘行為をすることもあるんですね。
知らない人から投資に関するメッセージなどが届いたら、返信や反応はしないようにしましょう。
また、以下の記事ではTwitterを使った勧誘行為について詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
→【騙されるな】twitterで見るバイナリーオプション詐欺の特徴と対処法
知人・友人からの勧誘
バイナリーオプションの勧誘方法の中でも、もっとも多いのが知人や友人からの勧誘です。
勧誘する側の主な動機は紹介料だと考えられますが、中には純粋に一緒に投資がやりたいと思っていることもあるでしょう。
ただ、あなたが投資をするのであって、誘ってきた知人や友人はリスクを一緒に背負ってはくれません。親しい友人からの誘いであっても、冷静に対応するようにしましょう。
イベントを通じての勧誘
いきなりバイナリーオプションの勧誘をするのではなく、なんらかのイベントを通して勧誘される場合もあります。
勧誘する側がパーティーや飲み会などのイベントを通して知り合うことで、勧誘の怪しさを緩和しているんですね。
急に知人や友人から上記のような話を持ちかけられたら、勧誘の手口な可能性があるので注意しておきましょう。
バイナリーオプションを始めるなら自分の意思で決めよう

投資の1つであるバイナリーオプションは、あなたの資産を減らすリスクを伴います。だからこそ、誰かに判断を左右されるのではなく、自分の意思で判断しましょう。
もともと投資をやる気がなかったのに、誰かの提案をきっかけに始めても長続きはしません。
あなたにバイナリーオプションを取引する明確な理由がないのであれば、無理をしてまでバイナリーオプションを始める必要はないでしょう。
バイナリーオプションを使ったネズミ講から身を守る3つの対策

最後に、バイナリーオプションのネズミ講と言っても良い団体から、あなたの身を守るための対策方法を紹介します。
バイナリーオプションは短時間かつ少額で始められるからこそ、投資を始めるきっかけになることも少なくないはず。
これからバイナリーオプションを取引しようと考えているのであれば、以下の対策を行って安全にトレードを続けてくださいね。
バイナリーオプションの勧誘行為は一切受けない
バイナリーオプションを使った勧誘行為から身を守るもっとも有効な方法は、一切の勧誘行為を受けないことです。
当たり前のように感じる方もいるかもしれませんが、1人でバイナリーオプションの勉強や取引を続けていくのは簡単ではないでしょう。
しかし、勧誘されたとしてもバイナリーオプションで絶対に稼げる保証はありません。お金を稼ぐためにバイナリーオプションを始めるのであれば、自分の意思で決断しましょう。
システム・ツールを購入しない
バイナリーオプションの勧誘行為には、システムやツールの販売が関与していることが多くあります。
なので、システムやツールを購入しなければ、ほとんどの勧誘行為から身を守ることができるでしょう。
もちろん、中には価値のあるツールやロジックを提供しているサービスもあります。バイナリーオプションのツールについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
→【危険、使うな!】バイナリーオプションの有料ツールが稼げない3つの理由
人に頼らず独学で学ぶ
これからバイナリーオプションを取引する方の中には、投資経験がない方もいるのでは?初めて投資をするのであれば、資金がなくならないかと不安に思うこともありますよね。
誰かに教えてもらった方が勝てるのではないかという考えは、バイナリーオプションを使った勧誘行為の被害に遭う可能性を高めてしまいます。
バイナリーオプションで勝率を高める独学の方法は、書籍やメディアなど多くあります。あなたの身を守ためにも、人に頼らず独学で学ぶことをおすすめします。
バイナリーオプションを使ったネズミ講に騙されてしまった時の対処法

もし、バイナリーオプションのネズミ講と言っても良い団体から騙されたと感じたら、弁護士に相談するなど早急に対処しましょう。
また、消費者センターにすることで、同様の相談を受けている場合には迅速に対応してくれる場合があります。
ツールやシステムを購入した場合には、クーリングオフなどを使って費用を取り戻せる場合もあります。騙されたと感じたら1人で抱え込まずに、適切な方法で対処してくださいね。
まとめ
今回は、バイナリーオプションを使った勧誘行為について解説しました。
最近では、取締りが厳しいことでネズミ講の犯罪例は見られませんが、ネズミ講と同様の悪事をしている団体もあるので注意が必要です。
また、本記事ではバイナリーオプションを使った勧誘行為の特徴や、身を守る方法についても紹介しています。
これからバイナリーオプションを安全に取引していきたい方は、本記事を参考にしてください。