「バイナリーオプションで税金を払う必要なんてあるの?」
「バイナリーオプションの利益は、雑所得で合ってる?」
「実際、確定申告ってどうやってやるの?」
などの疑問をお持ちではありませんか?
結論から言えば、バイナリーオプションで利益を出した場合には、雑所得として計上し確定申告する必要があります。
そこで、バイナリーオプションでの確定申告の方法を分かりやすく解説していきます。この記事を読むだけで、あなたの確定申告に関する疑問がすべて解決できますよ。
バイナリーオプションでの確定申告にお悩みの方は、本記事を参考にしてください。
目次
海外取引所を使ったバイナリーオプションの収益は『雑所得』に含まれる

バイナリーオプションで得た利益が『雑所得』になるのは、海外取引所を利用した場合です。国内取引所で利益を得た場合は、『申告分離課税』として税金を払う必要があります。
税金の計算方法については、以下の内容で詳しく解説していますので参考にしてください。
国内取引所で得た利益にもかかわらず、『雑所得』として申告してしまっては二度手間になってしまいます。
まずは、あなたが国内と海外どちらの取引所を利用しているのか明確にしておきましょう。
バイナリーオプションで確定申告しないとバレる?

「実際、確定申告しなくてもバレないのでは?」と考えたことはありませんか?確定申告の手続きは面倒ですし、少ない利益で税金を払うのも気が引けますよね。
ただ、確定申告をしなければ税務署にバレる可能性は十分にあります。また、バレてしまった場合には追加で税金を支払わなくてはいけないのです。
なので、バイナリーオプションで利益が出たのなら必ず確定申告するようにしましょう。難しいイメージがある確定申告ですが、計算方法などはシンプルです。
以下の内容で紹介している方法に沿って、確定申告の手続きを進めてくださいね。
バイナリーオプションで確定申告が不要な3つのケース

国内・海外の取引所を問わず、バイナリーオプションで利益が出た場合には、基本的に確定申告する必要があります。
しかし、中には利益が出ていても確定申告が不要なケースもあるんですね。そこで、バイナリーオプションで確定申告が不要な3つのケースをご紹介します。
さっそく確定申告を始める前に、以下のケースにあてはまっていないか事前に確認しておきましょう。
利益が出ていない
当然のようですが、バイナリーオプションで利益が出ていない場合には、確定申告する必要はありません。
税金を納める必要があるのは、所得として収入を得た場合のみです。なので、バイナリーオプションで利益が出ていなければ、確定申告する必要はないですよ。
サラリーマンで雑所得(海外取引所のみ)が20万円以下
先ほども紹介したように、雑所得として計上するのは海外取引所の場合です。雑所得が20万円以下の場合には、確定申告する必要がないんですね。
たとえば、あなたが企業で働かれているとします。ハイローオーストラリアという海外取引所で得た利益が、年間を通して15万円以下だった場合には申告不要ということです。
ただ、国内取引所で得た利益は雑所得には含まれないので注意してくださいね。
扶養に入っている主婦や学生で年間所得が38万円以下
扶養に入っている方の場合には、年間所得が38万円以下であれば確定申告する必要がありません。
ここでいう年間所得には、バイナリーオプションの利益だけでなく、パートやアルバイトの給与も含まれます。
なので、アルバイトでの収入20万円(年間)+バイナリーオプションの利益15万円(年間)=35万円といった場合には、申告する必要はありませんよ。
ただ、1円でも超えてしまえば確定申告する必要がありますので注意してください。
バイナリーオプションでの税金計算方法を紹介!

ここまで記事を読み進められた方の中には、バイナリーオプションで確定申告が必要だという方もいるでしょう。
そこで、バイナリーオプションの税金を計算する方法を解説していきます。確定申告は難しいイメージがありますが、実際には税金の計算方法はシンプルなんですよ。
また、国内取引所と海外取引所の場合に分けて紹介しますので、あなたの使っている取引所に合わせて内容をチェックしてみてください。
国内取引所(申告分離課税)の計算方法
まず、国内取引所を使ってバイナリーオプションで得た利益の税率は20.315%になります。20.315%は、所得税・住民税・復興特別所得税の3つが含まれた数字です。
また、バイナリーオプションで利益を得るために使った経費は、所得から差し引くことが可能です。たとえば、パソコンを買うための10万円は経費として計算できるんですね。

海外取引所(総合課税)の計算方法
海外取引所を使ってバイナリーオプションで利益を得た場合には、
- 所得税
- 復興特別所得税
- 住民税
上記3つの税額を計算する必要があります。それぞれの税額の計算式は以下の通りです。

となります。複雑なようですが、あなたの利益に応じた所得税の税率と、各自治体の住民税を確認すればすぐに計算できますよ。
所得税の税率は、国税庁のホームページを参考にしてください。
バイナリーオプションの確定申告は『e-Tax』がおすすめ

これから実際に確定申告するのであれば、『e-Tax』がおすすめです。
『e-Tax』では、対応しているスマホとマイナンバーカードさえあればインターネット上で確定申告ができるんですね。
画面に表示される手順に沿って進めるだけというシンプルさだけでなく、事前に所得などをまとめておけば5分程度で確定深刻を済ませることができますよ。
バイナリーオプションの利益を確定申告する場合にも、ぜひ『e-Tax』を使ってみてください。
まとめ
今回は、バイナリーオプションの利益を確定申告する方法や、雑所得かどうかの見分け方を解説しました。
バイナリーオプションでの利益は、国内と海外の取引所で申告方法が異なるので注意が必要です。
また、収入額によって申告不要なケースもあります。本記事では、確定申告が不要なケースについても詳しく解説していますのでチェックしてみてくださいね。
バイナリーオプションでの確定申告や、税金の計算方法について知りたい方は、本記事の内容を参考にしてください。